キング・アーサー 聖剣エクスカリバーの力を実写で再現

 

序章

世界でもっとも有名な伝説上のイングランドの王様アーサーをモデルにしたファンタジー映画です。

物語はアーサーの父親である先代イングランド王が弟に不可思議な力で殺されてしまうところから始まります。

このとき王はのちの聖剣エクスカリバーを海に投げ入れ弟の手に渡らないようにします。

王の直系であるアーサーはまだ幼い子供、このときの事件で王城から脱出させられ城下の下町で育ちます。

子供とはいえ逞しく成長していくアーサーの前に試練が立ちふさがります。

試練編

時はながれて海に投げ込まれたはずの聖剣が陸地の隆起によるものか岩に刺さった状態で姿を現します。

かつての先代王が邪悪な魔法使いを撃退した力ある剣です。

正統なる王にしか扱えないとされるため悪の力に頼って現在の王、先代の弟には岩から抜くことはできません。

本当のところ剣が抜けないことで今の王は正当性にかけるという噂がながれ、しかし王の強権には逆らえず圧制に苦しむ庶民は本当の王を待ち望んでいます。

といった世界設定のなか剣闘士だったり用心棒だったりと抜け目のない逞しい青年に成長したアーサーが剣を抜いてしまいます。

あとは当然のごとく現王や反政府組織に翻弄されていきます。

聖剣エクスカリバー

世界でもっとも有名な剣です。

その剣には魔力があり一振りで数多の軍勢をなぎ倒す力を保有しています。

もちろん私がわくわくして視聴した理由もこれです。

現代のCGで表現されるこの剣の力はどのようなものでしょうか?

アニメなんかでは光線がでたりしていましたがこの映画では斬撃が飛ぶようです。

はっきりと表現されていないためよそくですが衝撃波のようなものが剣の魔力で引き起こされるようです。

一軍をなぎ倒すといったものではないようですが迫力は抜群です。

エクスカリバーはやはりすごいです。

実写でみると表現に苦労しそうなのによく映像化できていると思います。

まあエクスカリバーは伝説のほうでは最初からでてくるものではないのですが。

ファンタジーが好きな人におすすめ

お話等結構長いです。

アーサー王の子供のころから始まってしまうのと、普通の青年として育った一般人として王になんかなれるはずないというまったくもっともな心情のため、エクスカリバーを思ったように使えないのです。

王の弟である叔父との対決がメインなのでエクスカリバーの出番も少ないのも気になります 🙄 

せっかく実写化したのだから円卓の騎士とともに外の脅威と戦うといった話を期待していたのですが、まあそれでもオリジナルストーリーで脚本されていますので目新しいものではありました。

怪物も出てきますが基本は悪魔の騎士みたいですからファンタジーのモンスターには負けています。

そんな些細なことに気を取られず王の刺客数十人を一撃で打ち砕いたりするシーンなどもちゃんとあります。

はじめのほうさえ我慢すれば楽しく映像美を堪能できます。

近年では過剰な期待にこたえる名作でした。

タワー内のヒエラルキーを描いた傑作【ハイ・ライズ】

 

2015年イギリス製作の『ハイ・ライズ』は、タワーマンションに住むセレブの醜い争いを描いた珍しい作品です。

日本では2016年に公開されました。

トム・ヒドルストンが主人公であるロバート・ラング役を演じています。

セレブばかりが住む超高級タワーマンション

物語の主人公は医師であるロバート・ラングという男性です。

彼はあるとても高級なタワーマンションに引っ越してきます。

このマンションにはセレブばかりが住んでいます。

この様な所に住む事が出来るのは羨ましいと思わせる程、あらゆる設備の整った建物です。

スポーツジムやプール、スーパーマーケットもあります。

実は凄い!マンションの中のヒエラルキー

ここに住む住民達は日々誰かの部屋でパーティーを行っており、しばらくの間は酒池肉林な描写が続きます。

ラングもパーティーに誘われ住民と交流を持ちますが、そこでこのタワーには暗黙のヒエラルキーが存在する事に気が付きます。

ラングはこの建物内のルール、即ち上のフロアに上っていく程富豪である仕組みを理解し始めます。

バツが悪い事にラングは25階に住んでいますが、ラングの職場の部下であるマンローは39階に住んでいます。

停電をきっかけに下層階の人々の反逆が始まる

下の階に住んでいる人々は同じセレブでも、ローンを抱えていたり子供がいたりします。

表面上は豊かな生活をしている様に見えますが、彼らはそこまで大金持ちではありません。

ある日このマンションに停電が起こります。

しかしそれは低層階でしか起こらなかった様子であり、下の方のフロアに住む住民は怒り始めます。

その上子供の行儀が悪いからとプールの禁止も言い渡された人々は遂に、反乱を起こします。

この反乱の描写は凄まじく、ストーリーも恐ろしい方向へ展開していきます。

本作の原作はJ・G・バラード『ハイ・ライズ』で、1975年に発表された小説です。

上層階に住む建物の設計者であるロイヤルや、下級層に住むワイルダーらの板挟みになるラングですが、実は彼が一番したたかなのではと思い興味深く感じました 😎 

こんなに笑った作品は、今までにはありませんでした。

 

「THE LASTCOP(ラストコップ)」は、1985年に爆発事故に遭い昏睡状態になった京極浩介が、2015年に30年ぶりに目覚める所から始まります。

体はおっさん中身は若者という京極と、彼とバディを組む羽目になった望月亮太とのハチャメチャコメディ刑事ドラマです。

ギャグなのか、シリアスなのか

一番最初は二時間ドラマだったんです。

唐沢さんの大ファンだったので見てみたら、いきなりの昏睡状態 😯 

ですがその昏睡状態から目覚めるキッカケが、斉藤由貴さんの「卒業」を聴いたからというのは、かなり突拍子もなかったですし、至るところにちりばめられたパロディ要素が面白かったです。

そうかと思えば仲間の裏切りとか、かなりシリアスな所もあり、バランスがとても良かったです。

お約束だと思ったのに

最初は、京極の妻である加奈子と結婚した鈴木を黒幕だと思っていたんです。

よくあるパターンですよね。

多分、最終回で鈴木が裏切るんだと思っていたら、最後まで良い人でした。

お約束と違うというのも、かなり面白かったです。

大冒険の最終回

最終回は生放送という、考えられないドラマでした。

案の定というか、思っていた以上というか、グダグダでした。

でも、そのグダグダ感がこのドラマの魅力だったと思います。

そして、何よりもすごかったのが、次々とほとんどの人がNGを出すなか、松浦役の藤木さんがほとんどNGを出さなかったという事です。

いつものクールな表情もほとんど崩さなかった藤木さんがとても凄いなと、思いました。

笑いが足りない

今のドラマって、笑いが足りないのかも知れないと、思いました。

たまにはこれぐらい楽しいドラマがある方が良いなと、つくづく思いました。

いいだけ笑った後の、あのスッキリ感はとても気持ちよくて、溜まりに溜まったストレスが一気に飛んでいくような感じでした。

出来れば、こういった面白いコメディドラマを次々と見たいなと、思いました。

今の時代は笑いが足りないんですよ。

これは計算外だった!宇宙船内のロンリーな男の話【パッセンジャー】

 

2017年に公開されたSF映画作品『パッセンジャー』は、他の惑星植民地へ向かう宇宙船の中で起こるトラブルを描いた大傑作です 😀 

監督はモルテン・ティルドゥム。

彼は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の監督を務めました。

ジェニファー・ローレンス、クリス・プラットなど魅力的な俳優が出演しています。

まさかのあり得ないトラブルに愕然とする主人公ジム

大型宇宙船アヴァロン号には5000人の乗客と、258人のクルーが乗っていました。

彼らの目的は120年かけて植民惑星へ行きそこに住むというものです。

大抵の人類は120年間も生きていられないので、冬眠ポッドの中に入り冬眠しています。

こんなにたくさんの冬眠ポッドがずらりと並んだ映像表現は、これまでに観た事が無かったので新しさを感じました。

しかしおよそ30年を過ぎた頃、ある1つのポッドが故障し、それが原因でたった1人だけ皆よりも早く目覚めてしまいます。

豪華な大型宇宙船の中で深まる主人公の孤独

彼の名はジム。

ジムは最初の内は何が何だか分からない様子で、巨大な宇宙船の中を走り回りひたすらに人を探しますが、どうやら自分だけが皆とは違うタイミングで起きてしまった事実に気付き愕然とします。

ジムはありとあらゆる方法を試し現状を打破しようと試みますが、1年以上頑張った挙句に匙を投げてしまいます。

4999人の乗客の中からオーロラという名の美女に目を付ける

やけになってお酒を飲み荒れまくるジム。

この宇宙船にはバーがあり、そこにはアンドロイドが1人います。

ジムがこの船の中で唯一の話し相手であるアンドロイドと、徐々に親しくなっていく姿は微笑ましいものがありました。

ジムは誰ひとり目を覚まさない冬眠ポッドの客室をウロウロしている内に、オーロラという名前の女性に興味を持ち始めます。

そして良からぬ事を企んでしまうのです。

孤独が抱える狂気は本当に怖いなと思いました。

この後ストーリーはスリルある展開へと発展していきます。

本作は5000人もの乗客が乗っている設定でありながら、ほぼ数名しか登場人物が出てこない構成も面白いです。

どうしようもない状況に置かれながら、自分達なりの結論を出した登場人物の姿には心を打たれます。