これは計算外だった!宇宙船内のロンリーな男の話【パッセンジャー】

 

2017年に公開されたSF映画作品『パッセンジャー』は、他の惑星植民地へ向かう宇宙船の中で起こるトラブルを描いた大傑作です 😀 

監督はモルテン・ティルドゥム。

彼は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の監督を務めました。

ジェニファー・ローレンス、クリス・プラットなど魅力的な俳優が出演しています。

まさかのあり得ないトラブルに愕然とする主人公ジム

大型宇宙船アヴァロン号には5000人の乗客と、258人のクルーが乗っていました。

彼らの目的は120年かけて植民惑星へ行きそこに住むというものです。

大抵の人類は120年間も生きていられないので、冬眠ポッドの中に入り冬眠しています。

こんなにたくさんの冬眠ポッドがずらりと並んだ映像表現は、これまでに観た事が無かったので新しさを感じました。

しかしおよそ30年を過ぎた頃、ある1つのポッドが故障し、それが原因でたった1人だけ皆よりも早く目覚めてしまいます。

豪華な大型宇宙船の中で深まる主人公の孤独

彼の名はジム。

ジムは最初の内は何が何だか分からない様子で、巨大な宇宙船の中を走り回りひたすらに人を探しますが、どうやら自分だけが皆とは違うタイミングで起きてしまった事実に気付き愕然とします。

ジムはありとあらゆる方法を試し現状を打破しようと試みますが、1年以上頑張った挙句に匙を投げてしまいます。

4999人の乗客の中からオーロラという名の美女に目を付ける

やけになってお酒を飲み荒れまくるジム。

この宇宙船にはバーがあり、そこにはアンドロイドが1人います。

ジムがこの船の中で唯一の話し相手であるアンドロイドと、徐々に親しくなっていく姿は微笑ましいものがありました。

ジムは誰ひとり目を覚まさない冬眠ポッドの客室をウロウロしている内に、オーロラという名前の女性に興味を持ち始めます。

そして良からぬ事を企んでしまうのです。

孤独が抱える狂気は本当に怖いなと思いました。

この後ストーリーはスリルある展開へと発展していきます。

本作は5000人もの乗客が乗っている設定でありながら、ほぼ数名しか登場人物が出てこない構成も面白いです。

どうしようもない状況に置かれながら、自分達なりの結論を出した登場人物の姿には心を打たれます。